- 染料系インク
顔料に比べ一般的に色が鮮明。ほとんどの色は顔料よりも耐光性が劣る。
一般に水性のインクは耐水性が劣るとされるが、近年になり耐光性、耐水性の優れたものが登場しつつある。
- 顔料系インク
耐光性、耐水性が強く、アーカイバルな(長期保存性がよい)ものが多い。粒子なので紙ににじみにくい。白色やパステルカラーもある。
- メタリックカラーには、金属粉をベースにした「アンコール」という製品と、マイカなどをベースにした「ブリリアンス」がある。「アンコール」は重厚な輝きで、マイカは淡く上品な光沢が美しい。
- 自然乾燥。風乾。放置により自然乾燥すること。加熱により乾燥を促進することができる(素材の耐熱性に注意)。
このタイプのインクは非吸収面に使用可。溶剤ベースの速乾性インクや乾燥型の水性インクがこれに属する。
- 自然には乾燥せず、紙などの吸収性のある素材に浸透することによって定着(疑似乾燥)する。非吸収面には使用不可。
- 素材、インクなどが長期保存可能なこと。アシッドフリー(=酸を含まない)であること、耐光性・耐水性が強いこと、抗酸化性(酸化しにくい)であることが基本。
- 酸を含まない、もしくは放置しても酸性にならないこと。
長期保存で素材などが劣化するのは酸化が主因なので保存上重要な要素。
- 紙の湿った部分に付着する特殊な樹脂加工粉をインクなどで湿った部分に振りかけて付着させ、その後に加熱して溶かし、インクのついた部分を盛り上がった感じにする技法。
- Direct To Paperの略。スタンプなどを介さずにインクをパッドから直接紙に塗ったり、点描したり、紙のエッジを着色したりする技法。
- リフィル(補充用)と呼ばれていたが、近年DTP(直塗り)や他のクラフトにインクそのものがよく使われるのでインカーという呼称になった。
- エンボス加工用の専用ヒーター(ヒートガン)。温度が高く風量が少ない。先端にカバーがついているものが安全性が高い。なお、ヘアドライヤーは風量が多く温度が低いので、エンボス加工には不適。
- グロッシーペーパーとも言う。アート紙、コート紙などの印刷用紙に多いが、海外では美しく発色するので、ダイインクと組み合わせてカード作りなどによく使用される。乾きの遅いタイプのピグメントインクは使用不可。撥水加工のものはステイズオンという製品のみ定着可能。
- クラフト用に開発されたチョークです、簡単に色付け・ボカシができます。バーサマークとの相性が良く、インクが乾かないうちにチョークで着色してください。色を組み合わせたりグラデーションで素敵な効果がでます。
- ラバースタンプ・クリアスタンプ
ゴム製のものの他、透明素材で自粘着タイプのクリアスタンプ(アクリリックスタンプ)がある。
台木がついたもののほか、アンマウント(UM)という台木のないものもあり、クッションを付けてアクリルブロックなどに貼りつけて使う。
UMスタンプは、タックンピールを使えばクッション不要で簡単に貼りつけられすぐに使用可能。
クリアスタンプは、そのままアクリルブロックに貼れ、シースルーなので位置確認に便利なため人気がある。
- 厚手のトレーシングペーパー。半透明でエレガントな仕上がりが好まれ、海外ではカードやペーパークラフトに多用される。