山崎春香さんの作品
プロフィール:岡山県生まれ。小川江南に師事。
産経「書のアート展」大賞、全日本ペン書道展 会長奨励賞、産経「書のアート展」審査会員グランプリ、日本硬筆アート展大賞、他受賞多数。
・日本ペン習字研究会師範・常任理事・審査員
・産経 書のアート協会常務理事
・倉敷硬筆教育協会参与・審査員
・産経 書のアート展 審査員
・春香ペン・硬筆習字研究会主宰、他
・「The Calligraphy Festival」等出展多数
春香ペン・硬筆習字研究会:
岡山県倉敷市玉島柏台2-1-9 / 電話:086-522-5067
1.「川はみどりに」大名行列
白い石膏の板に紺の塗料を塗り、削りだしてから彩色をした作品。
文字は刻字、大名行列は型彫りして型染めしました。
写真では表現できていませんが、非常に質感の美しい作品です。(ピッコラ他使用)
2.中務集
渋紙を使用した型染め、いわゆるステンシル技法の作品。金箔とアートニック他を使用。
ガラスにフラッシュが反射していますが、竹の色の濃淡などが奥行き感を感じます。(アートニック他使用)
3.源氏物語「若菜 下」
多色刷りの型染め技法による作品。左側に書の部分があります。
彩色の濃淡が美しく、楽の音が聞こえてきそうな非常に雰囲気のある作品。(アートニック他使用)
4.百人一首 六曲屏風
型染め技法で和歌に画をあしらい、屏風に貼った作品。
屏風も手作りで、使用した組紐なども手染めで色を作っているそうです。
使用している紙もそれぞれ歌に合わせて手染めし、手製の料紙を選んであります。
5.百人一首 かるた(手製箱入り)
納める箱も、かるたも一枚一枚手作り。花見弁当の箱を参考に手作りし、布を貼りました。
「6-2」は表装する前のかるたです。
型染めで彩色。
縁は和染め備中和紙を貼りました。
6. 唐狄梁請公碑(軸風) 書のバックグラウンドに型染め技法で画を配してあります。
7.中務集(巻子) 和紙を水彩絵の具で染め、様々な型の鶴を書のバックグラウンドに金銀箔とアートニックで配してある巻物です。
8.源氏物語「胡蝶」
こちらも多色刷りの型染めの作品。
色使いが非常に美しい華やかな作品です。
9.年賀状 型染め 他
10.現代詩 飛鳥 涼 ラクダと太陽は、型彫りし、アートニックで彩色
11.源氏物語(軸風)
アートニックの金で型染めしました。
和紙を染め、料紙作りしました。
12.枕草子(扇面折帖)
表紙は(C)ユニグラバスという紙を使用し、型染め。
布用スタンプパッドのファブリコを使用しました。
~東京で行われた作品展より(講習のようすと材料、用具など)~
年賀状の作成 多色刷りのためのアイデア
(1)1枚目の版で彩色。
はがき大の用紙を手作り簡易プリンターにセットし、間にハガキを置いて 彩色すれば色換えの際、ずれずに簡単にできます。
(2)別の版に変えて彩色。
(3)パタパタと版を変えて彩色できますので、 枚数が多くても簡単です。
[型染め] 型紙に別の厚い紙を貼り、はがき大に切り抜き、 型紙を貼る。
[手作りのスポンジブラシ]
ボカシがきれいに出るように、
スポンジの端が浮き上がるように作ってあります。
ブラシを立てる台とインクを並べる台も、 使いやすいように工夫された手作りです。
(1)樹脂板による彩色。
彩色の際は、アートニックSで直接色つけし、 紙を置いてバインダーでこすります。
(2)ステンシルによる彩色
[型紙・版など] 樹脂版です。印刷所などに下絵を出せば作ってもらえます。
彩色の際は、アートニックSで直接色つけし、 紙を置いてバインダーでこすります。
型染めの渋紙。多色用。
型染めの渋紙。
実の部分は赤、葉の部分は緑で、一版で彩色します。